
お葬式に参列の際、封筒に包んで持って行く「香典」。よくわからないけど、なんとなくで準備している方も少なくないのではないでしょうか?
実は、故人との関係性や立場、年齢などでも相場が異なります。また知らず知らずの内に、失礼にあたる行為をしてしまってる事もございます。
今回は、そもそも「香典」とは何か?から、相場やマナー、内容について詳しくご紹介します。
香典のことを深く知ることで、必要な準備や、用意する時の気持ちも変わってくるかもしれません。

この記事を書いた人
わかりやすい家族葬 足立区店 代表取締役 関 直旗
葬儀業界歴12年。対応した葬儀は3,000件以上。
東京都足立区の葬儀社「わかりやすい家族葬 足立区店」では、低価格でも暖かい葬儀・家族葬をお手伝いしております。専門知識や経験をもとに、足立区周辺で葬儀を検討する方々にとって役立つ情報をご提供します。
【香典】とは
香典(不祝儀)とは、故人にお供えするお金や品物のことです。古くはお米や作物などの食料をお供えしていましたが、現代では不祝儀袋に現金を包んでお渡しすることが一般的です。お線香や花の代わりにお渡しするため、「香」の文字が用いられています。
故人に対しての供養のお気持ちを表すものとされており、葬儀参列時等に遺族へお渡しします。
足立区での葬儀の際も、参列の方はほとんどの場合で香典をお持ちになっています。
香典の相場
香典準備の際、どのくらい包めば良いかというお悩みをよく耳にします。ここでは香典金額の相場を見ていきます。
関係性や年齢で異なる
故人に対しての気持ちを表すと言っても、多く包めばいいというものではありません。
香典の金額は、基本的に故人とどのような関係性であったかや、自身の年齢によっても変わってきます。
故人と違い関係であるほど、また年齢が上がるほど相場は上がっていきます。
故人との関係性 | 20代 | 30代 | 40代 |
---|---|---|---|
親 | 30,000~100,000円 | 50,000~100,000円 | 100,000円~ |
兄弟 | 30,000~50,000円 | 50,000~100,000円 | 100,000円~ |
叔父/叔母 | 10,000円 | 10,000円~30,000円 | 30,000円 |
祖父母 | 10,000円 | 30,000円 | 50,000円 |
友人 | 3,000~5,000円 | 3,000~10,000円 | 3,000円~10,000円 |
仕事関係 | 3,000円~5,000円 | 3,000~10,000円 | 3,000~10,000円 |
あくまで一例となり、実際の関係の深さや付き合い度合いなども考慮しての決定が必要です。また地域などによっても相場は変動するためご注意ください。
お電話で無料相談する
メールで相談をする
まずやるべきことを確認する
香典のマナー、注意点
前項では香典の相場を見ていきましたが、準備する時や渡す時のマナーはどのようになっているでしょう?
葬儀は繊細な場です。マナーを正しく理解していないと、思いもよらぬところで失礼と捉えられてしまうかもしれません。
足立区での葬儀でのことだけでなく、一般的に活用できる注意点をいくつかまとめてみました。どのようなものがあるか見ていきましょう。

香典の準備
香典を渡さないこともある
故人の意志や、家族葬の形式などから、遺族側が香典を辞退していることもあります。その際は無理に渡すことは控え、遺族らの意向を尊重することが大切です。
新札(未使用のお札)は使用しない
新札を使用することは、「前もって不幸が起こることを予測、準備していた」という印象を与えます。近年では気にしない方も増えていますが、余程のことがない限りは使用感のあるお札の使用が無難です。
どうしても新札しか無い場合は、あえて新札に折り目を付けて不祝儀袋に入れましょう。
忌み数の金額は避ける
上1桁が偶数の場合、割り切れることから「故人とのつながりが切れる」ことを想起させると言われています。また「4」は死を、「9」は苦しみを連想させるため避けるべきされています。「2,000円」「20,000円」は例外とされていたり、お札の枚数を偶数にしないというところもあるようです。
名前は薄墨で書く
お葬式では通常の黒いものではなく、薄墨で名前をかきましょう。ただ、法事の際は通常の黒で記載するので注意しましょう。
適切な不祝儀袋を選ぶ
宗教によって適切な不祝儀袋は異なります。
仏教
「御香典」「御霊前」「御仏前」などを使用します。浄土真宗系の場合はお亡くなりと同時に仏様になるとの考え方から「御仏前」が適切です。わからない場合は「御香典」が無難です。
キリスト教
白無地か、百合の花や十字架の描かれたものを使用します。カトリックは「御花料」「御ミサ料」「御弥撒」、または「御霊前」を、プロテスタントでは「御花料」「忌慰料」「御忌慰」などを使用します。わからない時は「御花料」を使用すると良いでしょう。
神道
無地の不祝儀袋に「御神前」「御榊料」「御玉串料」などを書いて使用します。
お渡しする時
袱紗に入れて持ち運ぶ
香典は「袱紗(ふくさ)」と呼ばれる布・袋で持ち運び、渡す時は袱紗から取り出して渡します。
一言添えて渡す
香典を渡す際はお悔やみの言葉を添えましょう。仏教の場合「この度はご愁傷さまです」等、短めに述べるのがマナーです。
また大声ではっきりではなく、小さめの声で語尾を濁すように伝えるとよいとされています。
まとめ
今回は「香典」について詳しくまとめてみました。
宗教によって、また宗派によっても細かな違いがあったりと、少し複雑に感じられたかもしれません。
ご質問など、24時間365日 年中無休で受け付けております。足立区の葬儀、家族葬についてや、詳しく知りたい事、ご不安な事などが少しでもありましたら、お気軽にお問合せください。
またわかりやすい家族葬では、各地域の葬儀社様と提携をしています。
直近では相模原市の葬儀社さんと提携をいたしました。
わかりやすい家族葬では、東京以外の地域でも優良葬儀社さんをご紹介できますのでお困りの際はご連絡ください。
相模原市葬儀社 はばたきグループ
https://www.yokohamasougi.com/sagamiharasougi/